最近ある友人がお財布を失くした、という出来事を

facebookに投稿していて思い出したことがあります。

昔、私もお財布を失くしたことがあり

真っ青になった経験。


私は老舗フレンチのウェディングプランナーでした

だいたい定休日前日の営業後はそのままお疲れさんな感じで

深夜まで店で飲んでました


その時間がまた楽しくて

ん?その話じゃなくて、お財布お財布

まぁ、週末は特にみっちり仕事なもので、お金を使わないのです。

その週末も、伏見の白川ホール2階にあったレストランで担当の披露宴を無事開催し

葵の本店になんとなく集合して、仲間たちみんなで

他愛もないことを話しながら飲んでました

眠くなって お家に帰り、翌日お昼頃起き出してカバンをごそごそ…


あれ??財布がないぞッ??

とにかく葵に行ってみる。ナイ。どこどこ??

これはマズイ。 警察に電話しなきゃ!!!カード会社!!!!

警察に電話したとき、まさに試されたのです

『盗難届を出しますか?それとも紛失届?』

そこで一旦動きがストップ 

思い返せば、白川ホールのレストラン 昨日私が担当披露宴を開催したお店。

スタッフはいとも簡単に私のカバンだけじゃなく、誰のカバンでも探れるようなスタッフルーム。

下手したらお客さまだって覗けないことはない場所。


それまで考えもしなかった、盗難ッ???

え、でも、私の周りにそんなことする人は誰もいないはず…。

え~、でももしかしたら


ぐるぐるっと脳みそが回って、

『紛失届にします


翌日です。警察から電話があり、上前津の警察署に私の財布らしきものが届けられている、と。

中身、すべてそのままです。

白川ホールの細い道を挟んだセブンイレブン側の道路と歩道の間に落ちていたそうです

身に覚えあり そういえば、コンビニで買い物をして、急いで 葵へ移動したんだった。

はい、私です 誰も盗んでいませんし、むしろ、名前も名乗らず、中身に手も触れず

警察に届けてくださった、心のきれいな人 しかこのお話には登場しないわけです。


こんなヌケヌケな私のせめてもの救いは、盗難届じゃなくて紛失届を出したこと

本当にホッとしました みんなを信じることができた自分で良かった。

もし盗難届を出してたら…

誰にもわからないとは思うけど

仲間を疑ってしまったっていう確かな事実を

きっと今も、ふと思い出したりするんだろうな…。