営業やってて、いろんなことがあったなぁ


まだまだ極めたとは言えないけど

うっすらわかったこと


へこたれないコト、続けるコト

その場で取り繕った話はしないコト

逃げたくなっちゃうコトを 後回しにしないコト

分かんない事は聞くコト

すごいな~って素直に興味を持つコト


あったりまえだけど

こういうコトだな~


全然捕まえられない担当者さんがいました

いつ電話してもお留守

今思えば、居留守の時もあったかも

けど、そんなことは関係な~い


夜討ち朝駆けのイメージ。

電話をかけるタイミングを

本気で作戦練って、メッセージを残して。

電話に出る方にも心を砕いて

私の味方にしてしまうように


そうやって繋がった次長

たくさんのパーティーを持っていて

すごいキーマンだった


もう、お前の根性には参ったよ。

携帯番号教えてやるから、直接連絡してこい。


私が引退するときには

部長になられていたけど

いつも直接情報を下さる、強い味方だった




気難し屋さんも、こちらが苦手意識を持たなければ

全力で応援してくれる


大企業って、日本全国というか、世界中に出張がありますよね。

だから、旅行代理店みたいな業務をするセクションがあることしばしば。


ある大手企業にも、やはりそれはあって

そこの所長は、ホテルマン、私の同業、みんながよく知る

気難し屋さん

嫌われたらアウト 

だってパーティー、イベント、宿泊、

全部握ってる、怖い存在


所長との出逢いは

いつも通り、たまたま頂いたお仕事のお礼で

アポ取って、お邪魔しました


皮肉っぽいこと、厳しいこと、たくさん言われました 


けれど、女だからって容赦しない その姿勢が

なんか私、好きで 


頂いた宿題をクリアしてはお礼に伺い

何もなくてもお話しに行き

なんだか、仲よし


所長のところの女性陣にも

『所長に(が )珍しくなついてる変わった子

として顔パスになりました


そんなとき、その企業の

社歴に残るであろう大きな出来事があって

市内の大きなホテルは

その為に一番大きなパーティールームを

それぞれ確保していました


けれど、実際、まだどこで開催されるのか  は

みんなわからない

戦々恐々としてました


こうゆうのが楽しいんですよ~

財界、経済、世の中の流れを見て予測して仕事する

日頃から信頼できる情報源をいかに作り、

いかに情報を集めるか 


あ、ちょっと話がそれちゃいましたが


そんな業界、みんなが所長の所にもやってきます 


あるとき、私が事務所にいたら

電話があったんです 所長から


吹原、これは風の便りだ。

例の件、〇〇ホテル。〇月〇日で決まるぞ

そのホテルの担当者、知ってるな。行って仕事もらってこい



そうなんです。ホテルって、大企業には担当者が決まっています。

もちろん、私たちも把握しています


さっそく社長にそのことを報告

社長『でかした~


〇〇ホテルで担当の営業さんを捕まえて

「いつもお世話になってますッ

あの企業のあのパーティー、〇月〇日で押さえてありますよね


営業さん「あ~、他の日程も仮押さえしてあるけどね~

けど、ウチで決まるかわかんないよ~

「風の便りなんですけどッ  でも、確実に〇月〇日でこちらだそうですよッッ

営業さんうそだぁ~。どっから来たの  その風は~」

「じゃ、その情報正しかったら、ウチに仕事、全部くださいね

営業さん「お~、いいよぉ~

「約束ですよぉぉぉぉぉ


頂きました。そのお仕事




こうゆう経験、楽しすぎる

でも、誰の所にも起こり得る楽しさだと思う


どうやって毎日を過ごすか

どれだけアンテナを張るか


思わぬものが起爆剤になるんですよね