あの、濃くて短い期間。。。

あ、今日のブログはめちゃくちゃ長いです笑

がっちりと私(候補者)の周りを固めてくれた
選対チームの仲間。
濃いメンバーが揃ってたなぁ


今日のブログはその内の一人。
N氏。


N氏は、基本的には東京が拠点です。

本当言うと、東京での仕事が忙しく
私の選対に長居できるような、
そんな環境じゃない方。


でも、以前お伝えしたように
私の演説がですね、あまりにも
それはそれはあまりにも心配、ということで
派遣されてきた。のだと思います。
3日間だけ、ということで。


初めましての時。N氏は

ピリッとした空気をまとって
少々周りを圧倒するのです。


そして、私に
「吹原さんはどんなことがしたいの?」


吹原の想いを伝えると

拙い私のボキャブラリーでは
とうてい出てこない
具体的で専門的なワードや
根拠となる数字を加えつつ、
多くの方がなるほどと思えるような、

「そうそう!こういうことが言いたかったのッ」

という台本が完成。

す、すごい。


私はその台本を手に、

畑の真ん中
大きな道路の道端
公園の隅っこ

いろんなところで演説の練習です。



でも、それだけじゃだめなんです。
ただ、それを読んでるようじゃ
私じゃなくても良いんです。


はじめはその文字をなぞっていても
そこに、自分の想いを乗せて
街の方から聞く言葉や
その人たちの想いを乗せて
更には、その場にいる人たちに
語りかけるように
マイクを通して伝えたくなってくるのです。



それを教えてくれたのがN氏。


街宣車で移動するときにはIMG_4289

N氏がマイクを握るのですが
それはそれは面白い。

街宣車でマイクを持つ女性をウグイス嬢と言います。

男性の場合はカラス(もしくはひばり)
って言うんですって。


N氏のカラスは
道行く人に語りかけて
街宣車が通るその場その場の地名と共に
様々な言葉を
立て板に水のように、
しかも、ユーモアたっぷりで
街宣するのです。

優しいけどはっきりとした声のトーン、

聞き取りやすく、
何とも言えない、くせになるテンポ。


最終的には街の中で
けっこう有名だったんじゃないかな(笑)
吹原みきの街宣車のカラス、おもしろい!って。



なにより、あぁ、こういう感じで良いんだ。

堅苦しくなく、肩ひじ張らず。


それを教えてくれたのがN氏。


私の演説の師匠です。


IMG_3611



あっという間に3日間。

でも!いてほしい。もっと。
そう直談判しました。



結果、N氏は投票日の前日の最終電車で
東京へ戻るという大変な任務を
引き受けてくれました。


それだけではなく
N氏が愛知県に来るがゆえに
多くの方々の多大なご協力があったのも
よくわかっています。

どれだけ感謝しても足らない。


毎日毎日、町中あちこちで演説と
街宣車に乗ってマイクを握る。
ずっとN氏が後部座席にいてくれました。

ここは候補者(私)がマイク
ここはN氏がマイク

阿吽の呼吸でスイッチしながら
私の演説をずっと近くで見ていてくれた。


活動も大詰めの最終日。
朝8時〜夜20時まで
マイクを使えるのはあと、残り12時間。
いつもは休憩するために代わってくれるN氏が
この日は、マイクを持ちません。


今思い出しても、あの日ほど
ずっと声を出し続けてた日はない。
街宣車からマイクで訴え続け
言葉が出なくなってきたと思えば、
「よし、疲れただろ
車停めて、降りて」
休憩かと思いきや、演説!
気分と言葉を変えて、結局話し続ける。

黙れるのは、
応援に来てくださった議員さんからの
応援演説の間だけ(笑)
黙れるけど、手は振り続けるわけです。
全力なのは変わらない。


悔いが残らないように。
やれることは全てやった、って
言えるように。

やり切らせてくれることは
これ以上ない愛情だと思うんです。

手を差し伸べることは簡単。

きっと、
我慢して見守っていてくれたのだと思う。

その証拠に
終電で帰るN氏は、
駅で終電まで立つ私に
頭をポンポンとして、
よく頑張った。
あとは待つだけだ。
って、涙汲んだ目で笑ってくれた。

投開票日を待たずに
東京に帰っていくN氏の姿、
忘れられません。


大好きなNさん。